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弁理士の日記念企画「知財業界のライバル」

2018年7月1日 |  kenichi inaho

本日7月1日は、「弁理士の日」です。毎年のことですが、それに合わせる形で、弁理士仲間のドクガク氏(http://benrishikoza.blog24.fc2.com/)から、「弁理士の日」を盛り上げるための記事を書いています。今年のテーマは、「知財業界のライバル」です。

弁護士業界や行政書士業界など、知財業界を侵食してくる業界を「ライバル」と考えたり、AIなど弁理士業務を代替すると言われるテクノロジーを「ライバル」と考える人もいると思います。ですが、「仕事が奪われる」という見方だけに偏ってしまうのも、あまり建設的ではありません。

最近の動きとして、弁理士の業務に、データの利活用やJIS等の規格の案の作成に関して知財の観点から支援する業務を追加する弁理士法の改正案が国会で可決・成立しました。また、8月10日に発売予定の私の最新刊では、育成者権による保護やF1品種の秘匿化といった「農業知財」などにも少しだけ触れています。

これまで知財があまり重視されていなかった領域でも知財の意識は高まっており、また、IoTの発達により知財の領域は広がりつつあります。これに目を付けて様々な専門職やコンサルタントなどが入り込んで来るでしょうから、彼らが「知財業界のライバル」になるのではないでしょうか? 世の中の変化に応じて知財業界も変化していく必要があると思います。