出発までの経緯


そもそも、私が北朝鮮に行くことを決意したのは、今から約2年前です。たまたま書店で『AERA』を手に取ったところ、そこに、北朝鮮に関する特集記事が載っていて、「ツアーに参加すれば、北朝鮮を旅行することは可能である」といった内容が出ていたのです。その時、私は、「よし、現在の体制が崩壊する前に、必ず北朝鮮に行ってやるぞ!」と固く心に誓ったのでした。しかしながら、高額な参加費用やテポドン騒動などが災いし、今年の黄金週間まで、その実現が延び延びになってしまったのです。

色々と調べた結果、北朝鮮旅行を主催しているのは、朝鮮総連直営の旅行社である「中外旅行社」と、その会社から分離してできた「KACツーリスト」の2社であることがわかりました。日本から北朝鮮に行くルートは、いくつかあるのですが、名古屋から平壌への直行便は、テポドン騒動以降は飛んでいません。そのため、通常は、北京経由を使わねばならないようでしたが、黄金週間の成田―北京間の飛行機代は、尋常ならぬ高さになっていて、旅行総額が、余裕で30万円を越えてしまいそうでした。

そこで、中外旅行社が今年から新たに開発したという新ルートを選んだのです。具体的には、新潟空港からウラジオストック航空でロシアのウラジオストック空港まで飛び、その後、ウラジオストック空港で北朝鮮の高麗航空に乗り換え、平壌空港に入るというルートです。まあ、早い話が、「裏道」ですね。参加費用は、7泊8日で26万5千円でした。北京経由より安いとはいえ、はっきり言って高いです。ボッタクリです。私の支払ったお金は、今ごろ、核地下施設の建設費用に使われているのでしょうか?


→ 第1日(北朝鮮入国)

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